ひきこもり みそ子の日常

「みそ子ちゃんの日記かも?」

6/24


 夜明け。
 二時半ぐらいに目が覚めた。

 昨日は、美容院に行ってきた。
 メンテナンスというやつだ。
 身なりをキレイにすると、心までフレッシュできる。
 気分もあがるし、博多からいつもなら、バスを使うのだけど、なんだかテンションもあがってたし、1日7000歩をメンクリの先生に勧められてるから、それを目指すために歩いた。

 炎天下の中、早歩きした。
 好きな音楽を聴きながら、テンポよく。
 髪を整えてもらえて、新しい自分になれた気がして、また博多まで歩いた。
 ずっと考えていた。
 僕の夢、個人の夢ってなんだったろって?
 20年前に僕は、病気を発症してから、いやもっとその前から失敗続きで、人格を否定され続けて、自信を失い、他者を受け入れないようになった。
 拒絶されるのが、嫌われるのが怖くなった。

 それで、20歳ぐらいの時に今の妻を振り向かせたい一心で、自分を磨いた。
 バイトを接客業にして、たくさんの人と交流して、無理して、色んなことを試した。
 そしたら、友達や色んな人に「今のお前、いい感じ」って褒めてくれて、自分の中では全盛期だったって思う。
 ただ、無理していたから、一年も持たなくて、半年しないぐらいで、メンタルが崩壊した。
 全盛期というよりは、一瞬の頑張り期間か。

 んで、高校卒業と共に妻と付き合って、初めてだらけで、大学やバイトも掛け持ちで、毎日が忙しくて。
 でも、その時も特に自分の未来を考えてなかった。
 大学も正直、安心するために、父親と兄貴に無理やり経営学部に入れられて、志望する学部ではなかった。
 本当は日本史とかを習いたかった。

 進路を決める時に、当時相当悩んだ。
 安定の就職なんて、氷河期だったから、なくて。
 じゃあ、芸術の世界に飛び込む勇気もなくて。
 映画の裏方みたいなのに興味はあった。
 カメラマンとか、なんでも良くて、ただ金にしたいとか思ってなくて、一度その世界を見てみたいなんて感覚だった。
 だから、夢を抱くほどのものではなかった。

 わからない。
 僕の夢ってなんだ?
 妻と結婚したかったのは確かに一番の夢だったけど、それは二人の夢であって、僕個人の夢ではないと思う。

 小説をプロとして食べたいなんてことも、あったけど、儚い夢だと感じてた。
 ただ、映像の世界における原作をやってみたいという欲は昔からある。
 マンガでも、映画、ドラマなんでもいい。
 僕の作った話を誰かに映像として、表現して欲しい。
 そんな野望というか、夢はあるのかも。

 なんて考えながら、がむしゃらに歩いた。
 あの頃のハングリーさ、若いときの自分を、失敗して人生に絶望した若いときの僕をもう一度、生き返らせてあげたい。
 そう思えた。

 ただ、社会復帰はもう無理じゃないか?
 そう痛感している。
 とりあえず、実績を残すべきだと思う。
 一週間、5日ぐらいはどんな小さなことでもいいから、予定を作って外出する。
 これを半年は持続できないと、社会には戻れないだろう。
 戻る必要もあまり感じないのだけど。
 僕みたいな弱い人間を受け入れる会社なんて、今の日本にはないと思ってるから。

 今日はメンクリの日。
 昨日も、気にヤンのストック書けたから、メンクリにパッと行って、帰宅して余裕があれば、また書きたい。

 ではまた!
 体重、88,5キロ。