ひきこもり みそ子の日常

「みそ子ちゃんの日記かも?」

2/8 その2

 お昼。
 皮膚科や銀行、レンタルショップなどを行ったり来たりして、疲れた。
 ちょっと、このあと執筆作業できるか不安。
 まあできなかったら、その時はその時だ。
 外に出れた自分をリハビリとして、褒めておかないと。
 無理は禁物。
 急がば回れ……この言葉だけだなといつも思う。
 以前、精神科でバチバチやった医師から、聞いた良い言葉。

 また仁義なき戦いの三作目を借りてきた。
 二作目を夜明けに見たので。
 ミスター・タスクというけっこうグロい映画を借りたかったけど、店頭においてなかった。

 歩きながら、考えていた。
 今後のこと。
 作業所に行くにしても、億劫になる。
 仕事をしてる感覚がないから。
 あくまでも、日常のリズムを整えるための通過点、リハビリ、作業を強いられている感覚、割りに合わない賃金。
 そうなると雇用契約を結ばない、B型作業所ではなく、契約を結ぶA型事業所となる。
 しかし、契約を結ぶからには、完全に仕事だ。
 毎朝、早くに起きて行ける自信がない。
 実際のところ、一昨年、例の作業所をやめてから、A型を体験してみたが、まあ堪える。
 どうしても、内職よりになっちゃう。

 僕はたぶん、身体を動かす作業の方が向いているんじゃないかと思う。
 バカだし、計算も苦手だし、そうなると肉体労働。
 スーパーの品出しが一番、向いていたなと思う。
 まあ変な客にいちゃもんつけられたりして、社交不安障害には向いていないけど。
 ダンボールから品物を出して並べて、単純作業だったし。

 で、働くで思い出したのけど。
 最後に働いたのは2005年の夏だ。
 ゲーセンのバイト。
 結局、その時もトラブルで辞めた。
 精神を病んでいたり、精神科の薬を飲んでいると、情緒がとても不安定になる。
 寝不足になったり、逆に延々眠っていたり、涎を垂らしたり、顎が動かなくなったり、舌が痙攣したり。
 もっと酷くなると、脚が動かなくなって杖をついたり、自分の意思と反して、首が勝手に動きだしたり……。
 最終的には、脈が頻脈、徐脈になって、担架に担ぎ込まれたり。
(これらは大半、薬の副作用や相性。それとストレスからのチックも混ざってます)

 悪く言えば、ガチもんのヤクをキメてる感じ。

 実際、僕が飲んでいた薬のなかで、後々知ったが、そういう方々が乱用していると知って、ビビった。

 脱線しました。
 バイトをしようにしても、急に「ギャー」とか「うわぁん」とか「おらぁ!」とか叫ぶ感じです。
 うつ病を発症したばかりの時、とある店で働いてたのですが、要はハイ状態で接客していたので、他の店員さんが「味噌村さんの状態がおかしい」と噂になり、上司に呼ばれました。
 その時、泣いたり怒ったりして、訴えましたが、上司は首を横に振りました。
「君はバイトでも雇用されている。1円でも賃金が発生するなら、それに伴う責任がある。だから、その病気を治すまで、仕事をしたらいかん。とにかく、休んで来い」
 と説教されました。
 結局、ケンカぽくなってやめましたが。

 まあ若かったので。
 その後、いろんなバイト先を見つけては、面接クリアしても、一週間や二週間でトラブルで辞めるを繰り返します。
 だから、親父とお袋が「もう働くな!」と言われ、ずるずるとひきこもりに。
 ただ、20年前の話なので、今はもっと理解ある職場が多いかもしれません。

 で、障がい者雇用でとりあえず、ハローワークに登録だけしてみようかと。
 お金が欲しいわけではなく、外での刺激が欲しいだけです。
 でも、夢がないなぁと感じます。
 やってみないとわからないけど。

 あと、僕は今障害年金をもらっていますが、固定年金ではないです。
 これに関しては、非常に申し訳ないと感じています。若い時に受給しましたが、働かないで、皆さんの税金などで食っていくなんて。
 いつも罪悪感でいっぱいです。
 年金を受給するとき、親父に「犬畜生がやるようなこと」とか罵れましたし。

 身体障害や知的障害は固定の障がいですが、精神は治る可能性があるので。
 だから、年金分の賃金をずっと維持できる労働をできるような状態に回復しないと、生活が破綻します。
 ただ、作業所の工賃は、年金停止に関わらないようです。
 A型は働き過ぎると、停止の可能性があるらしいですが……。

 働けば、年金はストップする可能性があるし、ストップしてしまったら、情緒不安定な状態で仕事を維持する自信がないです。
 そして再度年金申請するには、相当な高いハードルが待っています。
 だったら、今の安定している生活をどうしても、選びがちです。

 作業所に利用者が通うと、一人につき月20万円ほどの助成金が国から降りると、聞いたことがあります。
 障がい者の立場からすると、その20万円を直接、利用者にくれや! なんて声もよく聞きます。
 しかし、僕はそうじゃなくて、この終わらないシステムをその助成金に使って頂きたいと、常に感じてます。

 20万円もらえたら、うれしいですが、それよりも元気に働いて、肩書を手に入れ、一社会人として、社会復帰していた方が楽しいかと……。それに労働力として、使えたら、国も嬉しいかなと。

 ちょっと、吐き出し日記なりました。
 ごめんなさい。

 ではまた!